10月6日に米グーグルが発表した「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」には、過去のモデルにはなかった新機能が搭載されると謳われています。しかし、これまでグーグルが初めは最新モデル専用と紹介した機能を、後にソフトウェア更新により古いPixelスマホにも追加してきました。
その前例通り、去年のPixel 6シリーズでもPixel 7が持つ新機能の一部が、しばらく待てば利用できると予告されています。
海外スマートフォン情報サイトPhoneArenaによると、グーグルはTensorチップを搭載した全てのPixelスマホ(つまりPixel 6とPixel 7の全モデル)で「クリアコーリング」が使えるようになると述べているそうです。
クリアコーリングとは、電話で通話しているとき、機械学習により背後のノイズを抑えて、相手の声を聴き取りやすくするもの。また出たくない着信があれば「silence」(静かに)といえばミュートできる機能も、Pixel 6シリーズで利用できる予定です。これはPixelスマホでアラームやタイマーを「ストップ」や「スヌーズ」と言って止められるのと同じ、音声アシスタントの強化となります。
また、写真や動画で肌の色をリアルに再現する「リアルトーン」の改善も含まれるとのこと。さらに「ガイドフレーム(Guided Frame)」もPixel 6シリーズに提供されると予告されています。
このガイドフレームは、目の不自由な人が自撮りをするときに、声でスマホの適切な位置を案内してくれる機能です。「スマホを右と上に動かしてください」と言ってガイドしたり、ユーザーが準備しやすいようカウントダウンタイマーが搭載される予定です。
ほかPixel 7シリーズで実現する顔認証がPixel 6 Proで使える予定があるか問い合わせたところ、グーグルは「現時点では共有できる情報はない」と回答したそうです。完全に否定されたわけでもなく、続報を待ちたいところです。
これらは12月の「Pixel Feature Drop」(グーグルが3か月ごとに提供している機能アップデートプログラム)で、Pixel 6シリーズに配信される予定です。Pixel 7モデルの目玉機能となった「ワンタップでピンボケ補正」が使えないのが残念ですが、それでも大いにパワーアップすることになりそうです。
Source:PhoneArena