かつてMacBookの背中にはリンゴのロゴが光っていましたが、ここ最近のモデルでは光らなくなりました。それが再び復活するかもしれない可能性が、アップルの出願した特許から浮上しています。
これは2022年5月にアップルが出願し、先週USPTO(米特許商標庁)が公開した「バックライト付きの部分的なミラー構造を持つ電子デバイス」の書類から推測されていることです。
そこでは、ラップトップコンピュータ(ノートPC)の筐体の背面にはロゴが付いている場合があると前置き。そのロゴなどは「バックライト付き部分反射ミラーを備えてもよい。鏡は、ロゴ又は他の構造物に光沢のある外観を与える一方で、内部の構成要素を視界から遮断してもよい。同時にミラーの部分的な透明性は、装置内からのバックライト照明がミラーを通過することを可能にする」とされています。
よりやさしく言えば、背面にあるロゴは光沢ある仕上がりで、筐体の中にあるバックライトで光らせつつ、筐体の内部は見せないマジックミラー方式もあり得る、ということです。
さらに1つ以上の薄膜層は、部分反射ミラーに必要な可視光反射スペクトルや可視光透過スペクトル、および可視光吸収スペクトルを提供するよう構成されてもよい(中略)ミラーは、ライトグレーのような中性色(寒色でも暖色でもない色)にしてもいいし、ゴールドのような非中性色にしてもいい……ということで、様々なマジックミラーの構成があり得るし、色々とカラーオプションを用意できるといったところです。
この文書を発見したPatently Appleは、この特許に記名しているエンジニアのうち3人は、MacBookからバックライト付きロゴが廃止されて数年後の2018年に入社したばかりだと指摘。そして以前のモデルとは違ったアプローチが取られていると述べています。
リンゴのロゴが光った最初のMacノートは、1999年発売のPowerBook G3(第3世代)でした。その後16年間リンゴのロゴは輝き続け、わずかに「フタを開けた状態でも、他の人からリンゴが逆さまに見えない」よう変えられた程度です。
そして2015年、12インチMacBookの発売を皮切りに、輝くロゴは徐々に姿を消していきました。しかし今後のMacBookで光るリンゴが復活すれば、コロナ禍が落ち着いて人が賑わうコーヒーショップでドヤりやすくなるのかもしれません。
Source:SCRIBD
via:MacRumors, Patently Apple