PCやスマートフォンなど複数のデバイスを1人で使っていると、それらの間でファイルを共有するのは意外と面倒なことです。それを解決する新機能「Drop(ドロップ)」が、マイクロソフトのEdgeブラウザにまもなく追加される可能性が浮上しています。
本機能は、Edgeの「Canaryチャネル」で提供されているもの。Canaryチャネルとは、正式公開に先立ち、最新の機能を試せるプレビュービルド版の1種です。他の「Betaチャネル」や「Devチャネル」版よりは不安定ですが、それだけ実験的な機能をいち早く使えるわけですね。
最新のEdge Canaryバージョンで使えるドロップ機能は、Windows PC、MacおよびAndroidデバイスで使用可能。ブラウザの右サイドバーにあり、まるでチャットのような見かけとなっていますが、送信できる宛先は自分の持っているデバイスだけです。
これにより、URLのリンクやメモ、ファイルや写真を複数のデバイス間でやり取りできるようになったのですが、共有可能なファイルにはexe(実行ファイル)やAPK(Android向けアプリの配布やインストールに使うパッケージ)など、ありとあらゆる種類が含まれています。
何かを送る(アップロード)には、文字通りファイルなどをボックス内にドラッグ&ドロップするだけ。送り先のデバイスですぐにダウンロードできます。また、最新のアップデートでは「スクリーンショットを撮ってすぐにシェア」も追加され、画面上のあらゆるものをキャプチャして送ることが可能(送信前の編集もできる)となっています。
ただし、送信するファイルはクラウドストレージ「OneDrive」の容量を消費するため、容量の少ない無料版を使っているときは注意が必要でしょう。
Canaryバージョンの新機能が一般公開されるとは限りませんが、特に大きな問題がなければ正式版にも反映されるはず。「さっきまでPCで見ていたファイル」を、すぐにAndroidスマホで確認できる日を楽しみにしたいところです。
Source:Windows Latest
via:9to5Google