Meta(旧フェイスブック)が大規模なレイオフ(整理解雇)を予定しているとの情報を、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。
シリコンバレーにおける大規模なレイオフといえば、Twitterが現在進行系で大規模な整理解雇を実施中。同社の従業員の50%が解雇されたとの情報もあります。一方でMetaは現在力を注いでいる「メタバース」関連事業がふるわず、減収と大幅な株安に見舞われています。
今回の報道によれば、Metaは「数千人」の従業員の削減を計画しているとのこと。計画は、早ければ今週の水曜日に発表されるそうです。さらにこの人員削減は、今年にテック企業が行った最大規模の人員削減となる可能性があるとも伝えています。
実はMeta、決算発表の場において「2023年、我々は少数の優先順位の高い成長分野に投資を集中させるつもりです。つまり、そのほかのほとんどのチームは来年にかけて現状維持、あるいは縮小させることになります」と明かしていました。報道されている人員削減は、この方針に沿ったものとなりそうです。
Metaは2021年以来、メタバース事業に150億ドル(約2兆2000億円)を費やしていますが、ほとんど成功していません。一方で、同社は2023年に同プロジェクトでさらに大きな損失を出すと予想していることから、今後も同事業への投資は続くことになりそうです。
Source: The Wall Street Journal via Engadget