マイクロソフトは自社のノートパソコン「Surface」シリーズの純正修理パーツを、消費者向けに販売するとの意向を明かしました。
純正の修理パーツを販売する動きはテック企業各社で広がっており、すでにグーグルの「Pixel」スマートフォンやサムスンの「Galaxy」スマートフォンでも、修理業者のiFixitと提携してのパーツ販売が開始されています。
iFixitが掲載したマイクロソフトの声明によれば、同社は2023年前半に個人や独立した修理業者向けに、純正部品を幅広く提供する予定とのこと。また、今年の年末までにはSurface Pro 9の完全な修理マニュアルが公開される予定です。さらに、2023年初頭にはより広域な修理ネットワークが、米国の大手小売業者の協力のもと提供されます。
またiFixitによれば、今年10月に発表されたSurface Pro 9では、前モデルよりも修理がしやすくなっていることも報告されています。ユーザーによるSSDへのアクセスが可能なだけでなく、バッテリーやディスプレイが取り外しやすく設計されているというのです。
現時点ではどのようなパーツが販売されるのかは明かされていませんが、この部品販売プログラムにより、さらにSurface製品が気軽に利用できるようになってほしいものです。