アップル製品の多くはiPhoneなどの「探す」アプリに対応しており、探しものやなくし物を見つけることに大いに役立っています。そうした話は忘れ物トラッカーAirTagにまつわるものが多めですが、なんとワイヤレスイヤホンのAirPodsが盗難車を取り返すのに役立ったと報じられています。
米ニューハンプシャー州の地元メディアWMURによると、マイク・マコーマックさんは水筒を車内に忘れたことに気づいて取りに戻ると、クルマが盗まれていたそうです。しかし、その2日後にクルマの中にAirPodsを置き忘れたことに気づき、「探す」アプリを活用して、クルマのありかを特定できたとのことです。
マコーマックさんはガールフレンドと一緒にジムを出て、iPhoneの「探す」アプリを起動。するとAirPodsがポップアップし、ニューハンプシャー州内にある街ウェアのイーストロードで見つかったと表示されたそうです。それで「今すぐ取り返しに行こう」と思ったと語っています。
もちろんマコーマックさんたちは直接現場に行ったのではなく、警察に通報しました。そして警察は盗難車を突き止め、その場で容疑者は取り逃したものの、まもなく逮捕されました。容疑者は2人組であり、警察は数件の容疑があると発表しています。
ウェア警察のローラ・パースロー巡査は、2人の容疑者が逃走したとき、現場にいた親切な市民の方々がどちらに逃げていったか、どんな特徴があったかを教えてくれたため、おかげで速やかに犯人が逮捕できたと感謝の意を述べています。
もしもマコーマックさんがAirPodsを車内に忘れていなければ、クルマを見つけるのは難しかったのかもしれません。治安の悪い場所をクルマで訪れるときは、車内に(余っている)AirPodsを置いておくのがよさそうです。