Twitterが自殺防止に関するメッセージを一時的に削除していたことを、Reutersが報じています。
Twitterではこれまで、自殺に関するワードを検索すると、自殺防止ホットラインに関する情報が「#ThereIsHelp」として表示されていました。しかしロイター通信は先週金曜日、CEOのイーロン・マスク氏の命令により、この機能が削除されたと報じたのです。また海外テックメディアのEngadgetも、自殺や新型コロナウイルスに関する安全情報のバナーが表示されていないことを確認しています。
1. The message is actually still up. This is fake news.
2. Twitter doesn’t prevent suicide.
— Elon Musk (@elonmusk) December 24, 2022
これに関してマスク氏は、「メッセージは現在も表示されている、フェイクニュースだ」「Twitterは自殺を防げない」とツイート。一方でTwitterで信頼性&安全性担当をつとめるエラ・アーウィン氏は、自殺防止バナーが削除されていることを確認しており、「これは一時的なもので、私達は表示の修正と改良をおこなっています」と語っています。
アーウィン氏は、Twitterは自殺防止バナーに関してGoogleと同様のアプローチを採用すると語っています。また表示は、今週にも復活する予定とのこと。自殺防止バナーが復活するのはなによりですが、マスク氏と従業員との間で状況認識に齟齬がある点が、なんとも気になるところです。