アップルが競合他社の安価なワイヤレスイヤホンに対抗するため、新たに「AirPods Lite」の開発に取り組んでいると報じられています。
現在アップルは第2世代のAirPodsから最上級モデルAirPods Maxまで、4種類のAirPodsを販売。それらは人気のある製品となっていますが、決して安いものではありません。
しかし、Haitong Intl Tech Research社のアナリスト・Jeff Pu氏によると、AirPodsの需要は2023年までに減少する見込み。出荷台数は2022年の7300万台から、2023年には6300万台まで落ち込むと予想されています。
そのため、アップルは「AirPods Lite」に取り組んでいるとのこと。記事執筆時点では、この製品がどのようなもので、どういった機能があるのか不明ですが、同氏はアップル以外のイヤホンに対抗するための「低価格製品」であると説明しています。
アップルは2021年に第3世代AirPodsを発表した直後、第2世代AirPodsを値下げしていました(その後、円安により再び値上げ)。2023年1月現在、最も安い第2世代AirPodsは1万9800円ですが、Liteはそれを下回る価格になる可能性があります。
上位モデルについては、2022年にAirPods Pro(第2世代)が発売。ノイズキャンセリング機能の改善や正確な位置を探せるU1チップを搭載した充電ケースなど、大幅な改善が施されていました。かたや標準モデルのAirPodsや、最上位モデルAirPods Maxの後継モデルが登場する気配はありません。
もっともAirPods Max 2(仮)は、新たなカラーバリエーションや、Lightning端子に替えてUSB-Cポートを採用との噂話もありました 。標準モデルにはより買いやすい「Lite」を投入し、上位モデルではプレミアム機能を強化。このように棲み分けしていく可能性もありそうです。
Source:9to5Mac