サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S23」シリーズに、高速かつ省電力性能に優れた新型メモリ「LPDDR5X RAM」を搭載するものの、容量は前年モデルと同じとの噂が報じられています。
このLPDDR5X RAMは、昨年10月にサムスンがSnapdragonモバイルプラットフォームでの動作が検証されたことを発表。そこから、Galaxy S23シリーズ(Snapdragon 8 Gen 2搭載と予想)にも採用される可能性が浮上していました。
有名リーカーAhmed Qwaider氏によると、Galaxy S23は全モデルともLPDDR5X RAMを採用するとのこと。それと合わせて各モデルのRAM容量も投稿されていますが、いずれも現行のGalaxy S22シリーズと同じとなっています。
⭕️Final update
DDR5X?No DDR5?
One and a half times betterGalaxy S23 Ultra
8Ram+256G
12R+256G+512G+1TThe most common version in the countries of world 12R+256G
Galaxy S23/S23+
8R+256G
8R+512GCommon version 8R+256G
There is a version that will show 128G
Very few countries https://t.co/Ly9WEdAPg8— Ahmed Qwaider (@AhmedQwaider888) January 9, 2023
サムスンは公式発表にて、LPDDR5X RAMは8.5Gbpsのデータ処理速度を実現でき、最高6.4GbpsのLPDDR5(S22シリーズに搭載)よりも1.3倍速く、しかも約20%の消費電力を削減できると説明していました。
つまりGalaxy 23全モデルで、アプリを開いたり、特定の処理がより速く実行できる。さらにGalaxy S22シリーズと同じバッテリーを搭載していたとしても、バッテリー持ちが良くなる可能性があるわけです。
テックメディアWccftechは、LPDDR5X RAMの量産はLPDDR5よりもコストがかかるため、サムスンは同じRAM容量を維持せざるを得なかったと推測しています。
この噂話はちょうど、「iPhone 15 Pro」モデルではLPDDR5 Xの採用がなくなり、「iPhone 16」に先送りされたとの予想とも符合しています。iPhone 15 Proでは従来のLPDDR5のままRAM容量を6GBから8GBに増やすとの観測もありますが、アップルは「まず容量アップを優先、RAMの高速化と省電力化は後回し」と考えたのかもしれません。
Source:Ahmed Qwaider(Twitter)
via:Wccftech