Apple Watch Series 4以降には心電図アプリが搭載されていますが、これにより心臓の病気が判明し、命を救われたと主張する女性の話が海外で報じられています。
イギリスのエレイン・トンプソン(59歳)という女性は、2018年に発作を起こしたとき、病院の検査で基礎疾患は見つからなかったとのこと。しかし、トンプソンさんの病状は良くならなかったため、娘が健康状態を把握できるようApple Watchの着用を勧めたそうです。
そしてトンプソンさんがある朝目覚めると、Apple Watchから心臓のリズムに異常があるとの警告を受けたとのこと。そこで彼女は心臓専門医にかかり、医療用の心臓モニターを装着しました。
その結果、寝ている間に19秒間も心臓が止まっていたと分かり、医師は心ブロックと診断。この病気は心房と心室との間の電気信号が上手く伝わらず、それにより不整脈(脈のリズムがおかしくなる)が起きることです。
トンプソンさんはペースメーカー手術を受け、命の危険は去りました。そしてApple Watchが最初の異変を教えてくれたと話し、「私の命を救ってくれました。もし警告がなかったら、医者に相談することもなかったでしょう」と感謝の意を述べたのです。
Apple Watchの心電図アプリは、心房細動(AFib)の兆候がある不規則な心拍リズムを検知した場合に通知してくれます。心房細動は不整脈の一種であり、治療をせずに放置すると、心臓に血栓ができ、脳卒中の原因となることもあります。
もちろん、病院にある医療用の心臓モニターのほうが精度は高いはず。しかし、いつも身に着けているApple Watchは、日常の中に潜む異常を発見しやすいのかもしれません。
Source:Independent
via:iMore