昨年末、米マイクロソフト(以下、「MS」)の社員がWindows 11の「メモ帳」アプリにタブ機能が追加されることをうっかり漏らしたと報じられていました。
この新たなメモ帳アプリが、正式にテストが始まったことが発表されました。
メモ帳のテスト版(バージョン11.2212.33.0)は、Windows Insiderプログラム(Windowsの新機能を、一般提供前に無料で試せるプログラム)のDevチャネルへ順次展開しているとのこと。そこではWebブラウザーのように、複数のタブを切り替えられる新機能が導入されました。
たとえば1つのメモ帳ウィンドウで複数のファイルを作成、管理、整理もできるとのこと。またタブをドラッグして切り離し、新たなウィンドウで開けるそうです。
さらにタブを管理できる新たなキーボードショートカットも追加され、より便利になったとのこと。保存してないファイルの管理も改善され、内容に基づいてタブ名およびファイル名を自動的に付けたり、未保存だと示すインジケーターを刷新したりと、一部のOfficeアプリと似た挙動をするようです。
もっとも、まだいくつかの問題が確認されているとのこと。そもそもDevチャネルは新たなコンセプトをテストする色が濃く、そこで追加された機能も製品版には反映されず、ボツになる可能性もあります。
とはいえ、MSはメモ帳アプリが高いパフォーマンス、信頼性、互換性の基準を維持できるよう、最適化を続けていくと約束しています。順調にテストと改良が進み、新たなメモ帳アプリが正式に製品版にやってくることを期待したいところです。
Source:Windows Insider Blog
via:MSPowerUser