アップルが大きい方のHomePod(第2世代)を発表したこともあり、小さなHomePod miniも後継モデルが用意されているのではないか、と期待する向きもあるようです。
しかし、同社はHomePod miniの新バージョンを開発してない可能性が高いとの噂が報じられています。
アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、自らのニュースレター「Power On」最新号にて、同社がHomePod miniの後継モデルに「積極的に取り組んでいるとは思えない」と述べています。
その根拠の1つとされるのが、最新のHomePodにはminiにない大きな新機能を搭載していないため、miniも後継モデルを作る明確な理由がない、ということです。
第2世代HomePodには室内検知テクノロジーが搭載されているものの、それは高級モデルならではの(低価格なminiではコスト的に難しい)多くのセンサーを採用しているから、と推測されます。またiPhoneを近づけることで再生中のコンテンツを引き継げる超広帯域テクノロジーも、すでにHomePod miniに搭載済みです。
HomePod miniは2020年10月、iPhone 12シリーズと同時に発表されました。その後まもなく、初代HomePodは製造中止とされ、先日HomePod(第2世代)としてフルサイズの製品を再投入するまでは、HomePod miniがアップル唯一のスマートスピーカー製品でした。
昨年夏、Gurman氏はアップルがHomePod miniの後継モデル発売を検討していると述べつつ、いつ発売されるのか、どういった新機能が搭載されるのか、詳しくは語りませんでした。当時は「超インパクトのある」ものにはならないと言っていましたが、その計画は棚上げされたようです。