アップルが毎年恒例の社内AIサミットを、人を会場に入れる対面式で開催予定だと報じられました。ここからiPhone発表イベントなども従来のように、人を集めた会場での実施に戻る可能性が浮上しています。
アップルは2020年初め、新型コロナ禍になって以来、主要なイベントはすべてオンラインで行ってきました。しかし2022年9月のiPhone 14発表イベントで、基調講演は事前収録の動画を流しながらも、新製品を手に取れるハンズオンイベントは対面式で実施。少しずつコロナ前のカタチに戻りつつあります。
今回の噂話は、アップルの社内情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者が発信。本イベントはApple Park内のイベントホールであるスティーブ・ジョブズ・シアターに人を入れて開催し、出席できない従業員向けにはストリーミングもされるとのことです。
Interestingly, the event will be held in the Steve Jobs Theater at the Apple HQ and the in-person event will be streamed to employees as well. So, essentially how Apple held media events pre-Covid. Have to wonder if Apple will also return to that for public product launches. https://t.co/uhLv4se9oW
— Mark Gurman (@markgurman) February 6, 2023
このAIサミットは、アップルの従業員だけを対象としている以外は、同社の年次開発者会議WWDC(Worldwide Developers Conference)と似ています。つまり、まず社内に限定した対面式イベントを行い、問題なければ外部のメディア関係者も招いたWWDC基調講演を実施。さらに今秋のiPhone発表イベントを対面式で……という展開があり得そうです。
一方で、近年のiPhone発表イベントの完成度の高さは、時間と手間をじっくりかけられる事前収録ビデオによるところが大きいはず。リアルタイムの対面ライブに戻すと、逆にクオリティを担保したうえでのスムーズな進行が難しくなるかもしれません。
Source:Mark Gurman(Twitter)
via:AppleInsider