前モデルより性能がかなり強化されることになった、サムスンの最新フラッグシップ機「Galaxy S23」シリーズ。しかし、最上位モデルのGalaxy S23 UltraでさえiPhone 14 Proには及ばないというベンチマーク結果が公開されました。
スマートフォン情報サイトのCompareDialによると、定番ベンチマークアプリ「Geekbench 5」で検証した結果、iPhone 14 ProはGalaxy S23 Ultraよりも高速なことが明らかになったそうです。
最も差が付いたのはシングルコア性能で、iPhone 14 Proが1874(以降、すべて平均値)に対して、Galaxy S23 Ultraは1480。およそ21%もの差が付いています。
かたやマルチコア性能についても、差は小さくなったものの、かなり大きな開きがあります。Galaxy S23 Ultraが4584に対して、iPhone 14 Proは5384と、約15%も違います。シングルコア・マルチコアともに、iPhone 14 ProがGalaxy S23 Ultraを上回っている格好です。
もっとも、サムスン製スマホにとって悪いニュースばかりでもありません。2022年のGalaxy S22 Ultraはシングルコア性能が926、マルチコアが2911に留まっていました。それに比べて、新たなSnapdragon 8 Gen 2チップ(しかも標準品よりもクロック周波数を向上させた特別仕様との噂)を搭載したS23 Ultraでは前者が59.83%、後者が57.47%も向上しているのです。
CompareDialは「iPhoneと比べればまだ性能は低いものの、少なくともその差は縮まっているようだ」と結んでいます。Galaxy S23 Ultraは高いグラフィックス負荷がかかるゲーム『原神』を120fpsで遊べるとの噂もあり、Androidスマホとしては最高クラスの性能となるかもしれません。
Source:CompareDial
via:iMore