Meta(メタ)のヘッドセットに関する今後数年のロードマップを海外テックサイトのThe Vergeが報じました。
「Meta Quest 2」や「Meta Quest Pro」など、VRヘッドセット事業に注力するMetaは、2023年後半に次期VRヘッドセット「Meta Quest 3」を投入することが予定されています。
The Vergeによれば、Metaは複数のヘッドセットや「ニューラル・インターフェイス」を備えたスマートグラス、そしてスマートグラスとペアリング可能なスマートウォッチの投入を予定しているとのこと。
まず、2023年のQuest 3では本体がより薄く、よりパワフルになります。前面カメラのMR(複合現実)にも対応しますが、本体の価格は若干高くなる模様。2024年には、Quest 3とQuest Proの中間に位置づけられる新型ヘッドセット「Ventura(コードネーム)」が登場するそうです。
2025年には、第3世代のスマートグラスとスマートウォッチが登場するとのこと。スマートグラスでは「ビューファインダー」にテキストメッセージを表示したり、QRコードをスキャンしたり、リアルタイム翻訳したり、さまざまことができるそうです。さらに「ニューラル・インターフェイス」と呼ばれるバンドでは、手の動きでスマートグラスを操作することが可能とのこと。
2027年には、真のARスマートグラス「Orion(コードネーム)」が発売されます。これは「技術的に非常に高度で、現実世界に高品質なホログラムを使ってアバターを投影できる」とのこと。この製品は8年前からプロジェクトがスタートしており、2024年から社内テストが始まる予定です。
さらに発売時期は決まっていませんが、「La Jolla(コードネーム)」と呼ばれるヘッドセットの投入も予定されているそう。メタバースで世界を変えようとするMetaは、計画通りに物事を進めることができるのでしょうか?