Google Playストアで評判が高いアプリやゲームをダウンロードしてみれば、実際にはほとんど動かない体験をした人は少なくないはず。そうした事態を避けるため、Googleが事前に警告する新機能を導入していることが明らかとなりました。
TwitterユーザーのMishaal Rahman氏は、一部ユーザーがGoogle Playに「同様のデバイスからの最近のデータでは、このアプリがあなたのデバイスで動かないかもしれないようです」と警告されていると画像付きでツイートしています。
Some users are reporting that Google Play is telling them that “recent data from similar devices indicators that this app may stop working on your device.”
I haven’t seen this before, so I think it could be relatively new.
Screenshot credits: Felixlix45 on Telegram pic.twitter.com/fdGW96xyCf
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) March 2, 2023
最も古い報告は昨年10月からで、数か月にわたって静かに展開されていたようです。
この警告は、ユーザーが持っているスマートフォンとよく似たデバイスからデータを得ているとされており、「同じような環境では、問題の再現性がある」ということで信ぴょう性が高そうです。Googleは、ハードウェアの各種情報をスキャンしているのかもしれません。
この新機能は、Google Playがアプリやゲームの技術的なクォリティを高める計画の一環のようです。昨年11月、あるアプリが特定のスマートフォンにつき8%以上のクラッシュを起こした場合は、同じスマホを持つユーザーに警告を表示することがあると予告されていました。
またアプリ開発者にとっては「このスマホでは動かない可能性が高い」と世間に晒されるため、バグを修正する動機付けにもなると思われます。
つまりユーザーが失望するのを防ぐとともに、特定のスマホについての問題を開発者が知ることができる、一石二鳥となるはず。Google Playストアの信頼性もアップするため、広く展開が望まれそうです。
Source:Mishaal Rahman(Twitter)
via:PhoneArena