これまでWindows 11のタスクバーを異なる場所に動かせる機能がユーザーから要望されてきましたが、いまなお実現していません。が、ついにマイクロソフトが画面の上側に移せる設定のテストを始めたことが明らかとなりました。
TwitterユーザーのAlbacore (@thebookisclosed) は、短い動画をシェアしています。そこではWindows 11のタスクバーが画面の上側に表示されており、スタートボタンなどがクリックされ、実際に動作することが示されているようです。
Turns out you can position the fully XAML taskbar up top, the experience is not all that great though ? pic.twitter.com/NmGjOVK0gR
— Albacore (@thebookisclosed) March 6, 2023
ただし、これはWindows 11のDevチャネル(実験的な機能を試す場所)向けのビルド25309だけのもの。本当にテストが行われているとしても、一般ユーザー向けの安定バージョンで実装されるとは限りません。
以前マイクロソフトは、Windows 11のタスクバーの場所を動かしたいとの要望に対して「多くの課題」があり、「この機能を求めるユーザーは、他の機能を欲しているユーザー人口よりも本当に少ない」と否定的でしたが、社内では検討が進められていたようです。
最近、マイクロソフトはタスクバーの改善を進めており、AIチャットボット機能を搭載した検索エンジン「新しいBing」を統合すると発表していました。
それは一度は削除されたように見えたものの、マイクロソフトは断念したとの憶測を公式に否定。さらに「時間の経過とともに経験から学び、調整し続けていく」として、プレビューに参加した人たちにフィードバックを送るように呼びかけていました。
Windowsのインターフェースの中でもタスクバーは使う回数が多く、仕事の生産性にも大いに影響するはず。今後も改善が続けられるように期待したいところです。
Source:Albacore(Twitter)
via:MSPowerUser