Apple Watchは健康の管理から電子マネーの支払いまで様々な使い道がありますが、将来的にはスマートホーム対応機器を指差してオン・オフを切り替えたり、手首をひねって操作できる可能性が浮上しています。
米Patently Appleによると、アップルが取得した特許を使えば、例えばApple Watchを持つ人がHomeKit(アップル製品とスマート家電を繋ぐしくみ)対応ランプの近くにいれば、そのリモコンがその時計盤に表示され、ジェスチャーで操作できるかもしれないそうです。
他にも手首を回してランプを暗くしたり、手と指の動きによりHomePodを操作することも想定されているようです。今年末に登場が予想される「watchOS 10」での実現は間に合いそうにありませんが、超能力者や魔法使いのように、手をかざすだけで家の中のあらゆる機器を操れる夢がいつか叶うと期待したいところです。
もっとも現在のwatchOS 9でも、すでにApple Watchの画面を触ることなく、手や指の動きにより操作できる機能は搭載されています。それが「AssistiveTouch」 という機能です。
この機能を使うには、Apple Watchの[設定]>「アクセシビリティ」>「AssistiveTouch」をオンにします。たとえば「モーションポインター」をオンにすると、Apple Watchを上下左右に傾けて操作することができ、あるアイテムの上でポインターを一定時間動かさないでおくと、それをタップしたことになります。
すでにアップル製品では、iPhoneで再生中の音楽を近づけるだけでHomePodに引き継げたり、iPhoneをMacのWebカメラにしたり連携が充実しています。それがスマートホーム製品にも広がり、いっそう便利になる日が来るのを待ちたいところです。
Source:Patently Apple
via:iMore