近日中に一般公開される予定の次期iOS 16.4において、普通の電話回線での通話でも「ボイスアイソレーション」(日本では「声を分離」)モードが使えることが明らかとなりました。
アップルが公開したメモを見た米メディアのMacRumorsによると、「声を分離」モードは、自分の声を優先して周囲の騒音を遮断し、通話相手の声がよく聞こえたり、逆に相手にも自分の声がクリアに聞こえたりするようになる機能とのことです。
もともと「声を分離」モードは、iOS 15またはmacOS Monterey以降を搭載したiPhoneやMacで、FaceTimeやWhatsAppなどのアプリを通じたVoIP通話(インターネットを通じた通話技術)で利用することができました。しかし、普通の電話回線での通話では利用できず、アップルも通話品質を向上できる方法を提供してきませんでした。
なお、FaceTime通話では、コントロールセンターを開き、「マイクモード」をタップしてから「声を分離」を選ぶことで利用できます。一般の音声通話でも同じ方法で利用できるようになるのかもしれません。
ほかにもiOS 16.4では、新しい絵文字なども導入されたり、各種のバグも直ったりする予定。まもなく一般公開されるはずであり、正式リリースを楽しみに待ちたいところです。
Source:MacRumors