GoogleはPixelシリーズ初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を準備中と噂されるなか、自社製アプリを大画面や折りたたみデバイスで使いやすくするアップデートを続けています。その1つがメモ帳アプリ「Google Keep」であり、昨年秋には画面の左側でメモの一覧を表示し、右側でメモの内容を編集できるようになりました。
それに続き、まもなくAndroidタブレットと折りたたみデバイスのGoogle Keepで、2つのメモを並べて表示して編集できるようになります。
Google Keepで2つのメモを開く(マルチインスタンス)には、まず左側のリストで編集したいメモを長押し。そして「新しいウィンドウで開く」を選ぶと、右側のウィンドウにメモが表示されます。続いて左半分で別のメモを開くと、同時に両方のメモを表示・編集できます。
Googleによれば、2つのウィンドウを並べて開くことで、メモをより深く理解できるとのこと。これまでAndroid端末では1枚ずつしかメモを確認できませんでしたが、2つのメモを見比べたり、互いにコピー&ペーストができれば、理解も深まって作業の効率も高まりそうです。
その一方で、Android版Google Sheets(Microsoft 365のエクセルに相当)とSlides(同パワーポイントに相当)は、マウスがフルサポートされます。前者では選択されていない行や列のサイズを変更できるほか、クリック、ドラッグ、ホバーも可能です。すでに昨年、Google Docsアプリには実装済みであり、それに続くものです。
これらの新機能は、今後数週間かけて展開される予定です。折りたたみスマホPixel Foldは6月中旬に発売が噂されていますが、その頃には使いやすいアプリが揃っていることになりそうです。
Source:Google
via:9to5Google