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2023/4/21 11:00

大量11製品! 有機EL搭載1kgモバイルノートPCなどASUSが新「Zenbook」を一挙に発表

ASUS JAPANは4月21日、プレミアムノートPC「ASUS ZenBookシリーズ」11製品を発表しました。ラインナップと発売日、希望小売価格は下記のとおりです。

↑ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA

 

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA/4月21日発売/15万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VV/4月21日発売/44万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VU/5月12日発売/39万9800円(税込)

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA/4月28日発売/17万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ/6月中旬以降/59万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VI/4月28日発売/29万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VV/4月28日発売/24万9800円(税込)

ASUS Zenbook 15 OLED UM3504DA/5月下旬以降/16万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14X OLED UX3404VA/4月28日発売/14万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14 UM3402YA/5月12日発売/13万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 15 UM3504DA/6月中旬以降/16万9800円(税込)~

 

有機ELディスプレイ搭載、サステナブルにも配慮した1kgのモバイルノートPC

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA(以下、Zenbook S 13 OLED)は、最薄部約10.9mmかつ重量約1kgを実現した13.3型モバイルノートPC。後述するスペックなどを含めると、各社のノートPCにおいて、ハイエンドやフラッグシップと並ぶようなモデルです。

 

ディスプレイには有機ELパネルを採用したうえ、解像度が2.8K(2880×1800ドット)と高解像度。また、アスペクト比は16:10と、主流である縦長の比率となっています。さらに、Dolby Visionにも対応し、同じくDolby Vision対応のコンテンツを再生すれば美しい映像を楽しめます。

↑ディスプレイ。左右と上辺のベゼルが狭く、画面占有率が約85%を実現しています。高精細な液晶と相まって没入感のある映像を楽しめそうです

 

Zenbook S 13 OLEDはもうひとつ大きな特徴として、本体すべてにリサイクル素材を採用していることが挙げられます。キーボードのキャップやスピーカーなどに海洋プラスチックなどのリサイクル素材を使用したほか、製品パッケージにはリサイクル古紙を100%使用。サステナブルにも気を配ったモデルとなっています。

↑大きめのタッチパッドとキーボード。Enterキーが少し小さめですが、それ以外は特に変わったところはありません。なお、発売時は日本語キーボードを採用

 

↑天面はASUSのロゴを巨大化し、ロゴを感じさせないデザインにしています。また、表面はプラズマ電解酸化処理を施しています。手触りがよく、ずっと触っていたくなる質感です

 

ラインナップはCPUにCore i7を搭載した上位モデルと、Core i5を搭載した下位モデルをそろえています。上位モデルのスペックは、インテル Core i7-1355U プロセッサー、16GBメモリー(DDR5-6400)、512GB SSD(PCIe Gen4)。またインターフェイスはHDMI、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Type-A)×1を装備しています。サイズは約幅296.2×奥行き216.3×高さ10.9~12.3mmです。

↑左側面

 

↑右側面

 

Microsoft Office Home and Business 2021を搭載した最上位モデルの価格は25万9800円(税込)。なお、CPUがインテル Core i5-1335Uプロセッサーで、ビジネスアプリにWPS Office 2 Standard Editionを搭載した廉価モデルは15万9800円(税込)です。

 

ASUSならでは2画面ノートPC最新モデル

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402は、キーボード奥にセカンドディスプレイ「ScreenPad Plus」を搭載した、2画面ノートPC。2画面をひとつの画面として大きく使えるほか、メインディスプレイとScreenPad Plusで違うアプリを表示させて作業といった使い方もできます。また、両ディスプレイともタッチ操作に対応。タッチペンの「ASUS Pen 2.0」も付属するため、クリエイティブ作業などにも向いています。

↑ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402

 

ScreenPad Plusは、ノートPCを開くと手前に起き上がるように少し傾斜します。これにより、ScreenPad Plusの裏側にすき間ができるのですが、そのすき間を吸気口として利用。一般的なノートPCにはないエアフローを実現し、本体の冷却性能を高めているのも特徴です。

↑ディスプレイを開くとすき間ができます

 

メインディスプレイは14.5型の有機ELで、解像度は2880×1800ドット。ScreenPad Plusは、12.7型のTFTカラー液晶で、解像度は2880×864ドットです。

↑メインディスプレイとScreenPad Plus。液晶が違うので、同じ画面を表示していても見え方に違いが出ます

 

ラインナップは外付けグラフィックス違いのモデルを用意しており、上位モデルのスペックは、インテル Core i9-13900H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4060 Laptop。サイズは約幅323.5×奥行き224.7×高さ17.9~19.6mmで、重量は約2.4kgです。

↑ScreenPad Plusを搭載しているため、タッチパッドの配列がかなり特殊

 

価格は44万9800円(税込)。なお、グラフィックスにGeForce RTX 4050 Laptopを搭載する下位モデルは39万9800円(税込)です。

 

有機ELディスプレイが360度回転、インテル Evoに準拠の高性能モデル

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VAは、ディスプレイが360度回転するエルゴリフトヒンジを搭載したモデル。ノートPCのほかに、テントスタイルやスタンドスタイル、タブレットスタイルで使うことができます。

↑ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA

 

↑ディスプレイが360度回転するため、このようなテントスタイルでも使えます

 

ディスプレイは14型の有機ELで、縦に長い16:10の比率を採用。また、解像度は2.8K(2800×1800ドット)となっています。さらに、Dolby Visionにも対応。対応コンテンツであれば美しい映像を表示できるため、ディスプレイを好きなスタイルや角度にして、映像を楽しむのに向いています。

↑ディスプレイはタッチ操作に対応

 

↑キーボード。こちらもEnterキーが少し小さめ

 

主なスペックはインテル Core i7-1360P プロセッサー、16GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)。サイズは約幅311.5×奥行き223.4×高さ15.9~16.8mmで、重量は約1.54kgです。なお、インテルが定めた基準を満たした製品に認定される「インテル Evo プラットフォーム」にも準拠しています。

↑左側面

 

↑右側面

 

価格は17万9800円(税込)です。

 

クリエイティブ作業に特化した高性能かつハイパフォーマンスモデル

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZは、クリエイティブ作業に適した高性能モデルです。2022年登場の前モデルからマザーボードの面積を38%縮小した、独自の「ASUS Supernova System-on-Module(SoM)」デザイン基盤を採用。コンパクトなマザーボードなので、効率的に冷却できるうえに、メモリーチップとCPU間の距離が短いため、より高速なデータのアクセスが可能になります。加えてGPU電源コンポーネントのスペースを広く確保できるため、より高いTDPでの動作と処理性能を実現。

↑ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ

 

さらに、CPUに液体金属グリスを採用することで、最大で-7度の温度低下が可能。これらによって、高いパフォーマンスを実現しています。

 

主なスペックはインテル Core i9-13905H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5X-7467)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4080 Laptop。ディスプレイは16型の有機ELで、解像度は3200×2000ドットとなっています。

↑ディスプレイは映画の標準規格であるDCI-P3を100%カバー。映像編集などにも向いています

 

なお、キーボードはチルト方式を採用。ディスプレイを開くとキーボードが手前に向かってせり上がり、傾斜がつきます。

↑キーボードに傾斜がつくためタイピングがしやすいうえに、このすき間から吸気するため冷却効果もあります

 

↑タッチパッド左側にはダイアルパッドを装備。円に沿って指をなぞると音量や明るさを変更できます

 

↑ダイアルを操作するとディスプレイの左上に表示されます

 

価格は59万9800円(税込)です。

 

そのほかのモデルはこちら。

↑ハイエンドなCPUとGPUを搭載しながら約1.6kgと、クリエイター向けノートPCとしては軽量な14.5型のASUS Zenbook Pro 14 OLED

 

↑15.6型で約1.55kgと、大画面と軽量を両立させたASUS Zenbook 15 OLED

 

↑高性能なスペック、2.8Kの有機ELディスプレイ、豊富なインターフェイスと、隙のないモデルに仕上がっているASUS Zenbook 14X OLED