ここ数週間、サムスンが次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold5」と「Galaxy Z Flip5」を今年7月末、つまり例年より1か月前倒しで発表するとの噂が相次いでいます。韓国の経済新聞社・韓経ドットコム(hankyung.com)がその予想を裏付け、なぜ前倒しにするかを説明しています。
これに先立ち一部の情報筋は、サムスンがGoogleの折りたたみ機「Pixe Fold」に対抗するためだと主張していました。が、韓経ドットコムの情報筋は9月に「iPhone 15」シリーズ発売を控えるなか、Galaxyスマホの発売時期を早めて「新製品発売効果」により利益を最大化するため、との趣旨を語っています。
今回の情報筋によれば、サムスン電子社内でスマートフォンを扱うMX事業部は、Galaxy Z Fold 5とGalaxy Flip5の発表を7月第4週に暫定的に決めたとのこと。
これまで2年連続でGalaxy Zシリーズが8月に発表されたことを考えると、2週間ほど前倒しとなります。そして製品の発表後、販売開始まで約半月程度かかることを考えると、店頭での販売が始まるのは8月中旬になる見通しです。
電子産業業界では、今年第2四半期の営業赤字が有力なサムスン電子が、第3四半期の業績を引き上げるために対策を打つと見られているそうです。
7月にはGoogleのPixel Foldが発売、9月には新型iPhoneが発売とみられるなか、Galaxy Z Fold5とGalaxy Z Flip5を早めに投入するのは理にかなっていると思われます。すなわち同じ折りたたみ機であるPixel Foldのインパクトを弱めつつ、会社にとって必要な売上を得られるというわけです。
サムスンが公式発表しないかぎり、これらはただの噂話に過ぎません。が、有名リーカーやサプライチェーン情報筋は相次いで「例年より前倒しに発表・発売」と主張しており、また可能性が高まったとは言えそうです。
ほかGalaxy Z Flip5のカバー(折りたたみ時の外側)ディスプレイは3.4インチに大型化すると予想されていますが、新たに有名リーカーが解像度720×748になると述べています。
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Samsung Galaxy Z Flip5 external screen 720x748p 3.4”,305ppi pic.twitter.com/Gh8juw4Bmi— Ice universe (@UniverseIce) May 4, 2023
かたや、ライバルのOppo Find N2 Flipのカバーディスプレイは3.26インチで解像度は382×720です。今後は折りたたみスマホ各メーカーとも、外側画面の大型化を競い合うのかもしれません。
Source:hankyung.com
via:Wccftech