Googleは11日、デジタル庁が提供するAndroid用マイナポータルアプリがアップデートされ、マイナンバーカードの電子証明書と同等の機能がサポートされるようになったと発表しました。
スマホ用の電子証明書をAndroidスマホに登録しておくことで、マイナンバーカードを持ち歩かなくとも、スマホだけで各種行政サービスがより便利に利用できるようになりました。今後はマイナポータルアプリでマイナンバーカードを毎回読み取る必要がなくなり、各種情報の閲覧や、オンライン申請なども可能となります。
Android用マイナポータルアプリは、Google Playストアからダウンロードできます。スマホ用電子証明書を申し込む手順は、次の通りです。
- マイナンバーカードと、マイナンバーカード用の署名用電子証明書のパスワードを用意します
- マイナンバーカード読み取りに対応したスマホを用意。対応する機種は、ここから確認できます
- お使いのスマホにマイナポータルアプリをダウンロードし、起動します
- スマホがスマホ用電子証明書の搭載に対応している場合のみ、申込みができる旨が表示されます
- 画面の指示に従い、申込みの作業を進めます
公開に合わせて、デジタル庁の河野太郎大臣もコメントを寄せています。それによれば、今後は各種民間サービスのオンライン申請やコンビニエンスストアでの証明書取得なども順次、可能となるそうです。
実物のマイナンバーカードでできる手続きすべてが可能となるわけではありませんが、それでもかなり便利となるはず。今後、ますます日本のデジタル行政が加速していくことを期待したいところです。