Apple Watch用のFacebookメッセンジャーアプリは、いつでもすぐに返事ができて便利だと好評を呼んできました。ですが、Metaがこのアプリを今月(5月)末に終了すると一部ユーザーに伝えていることが明らかとなりました。

今のところMetaは、メッセンジャーアプリを廃止することを公式には発表していません。しかし、複数のユーザーがApple WatchやiPhoneアプリ内で通知を受け取ったと報告しています。
https://twitter.com/M_anda_M/status/1656017246286749697?s=20
Apple Watch用のメッセンジャーアプリが廃止されても、新着メッセージの通知は受信できます。ただし返信はできなくなり、iPhoneのアプリを使う必要があります。その場合、以前よりも時間を取られて面倒な作業となりそうです。
またApple Watch専用アプリの長所は、iPhoneが近くにない場合でもメッセージを受信できることです。専用アプリがなくなれば、これは不可能となります。
なぜMetaがwatchOS向けメッセンジャーアプリを廃止するのか、理由はわかっていません。とはいえ、TelegramのApple Watch専用アプリもApp Storeから姿を消していました。
もしかすると、Apple Watchのアプリ市場は、あまりうまくいっていないのかもしれません。たとえばヨーロッパにおけるApple WatchのApp Store月間利用者数は、iPhoneの1億100万人に対して100万人というアップル公式発表もありました。
次期「watchOS 10」は、Apple Watch史上最大のアップデートになるとの噂もあります。そのテコ入れで、Apple Watch用のApp Storeも盛り返すことを期待したいところです。
Source:Amanda Nova(Twitter)
via:Cult of Mac