MetaのTwitter対抗アプリ「Instagram Threads」が、開始からわずか5日間で1億人ユーザーを突破しました。最初の24時間で3000万人超えを果たしていましたが、まだまだ勢いは止まらないようです。
同社のマーク・ザッカーバーグCEO自らが、Threadsアカウントで「週末に1億サインアップを達成しました。これはほとんど自然発生的な需要で、わが社はまだ多くのプロモーションさえしていません。まだ5日しか経ってないなんて信じられない!」と驚きを露わにしています。
このアプリには、今のところ基本的な機能の多くが備わっていません。たとえば検索はユーザー名に限られ、ハッシュタグには対応しておらず、ウェブやPCから投稿することもできません。タイムラインも「フォローした人だけ」の表示はできず、フォローしていない有名人の投稿もどんどん流れてきます。
またInstagramの責任者であるアダム・モセリ氏は、政治や難しいニュースの話題を積極的に取り上げないとも述べています 。「Threadsに表示されるのは避けられないが、Instagramでもある程度はそうなっている」とのことで、やはり“避けて”いると示唆しています。
そうした政治や難しいニュースは重要とは思うが「(SNSの)プラットフォームからすれば、それがエンゲージメントや収益を増やすとしても、それに伴う精査や否定的な意見(正直に言おう)、誠実さのリスクに見合う価値はまったくない」とも付け加えています。つまり、Twitterのような議論の場にはしたくないようです。
また、アップル公式アカウントもThreadsに続々と登場しています。まずApple News、Apple Music、そしてShazamなど、時間が経つにつれて増えているようです。
広告を出す企業側にとっても、政治やニュースの議論を推奨しないThreadsは有り難いはず。Twitter疲れをしている人たちにとっても、癒やしの場となるのかもしれません。
Source:zuck(Threads)
via:Engadget