2023年秋に登場すると見られるアップルの次期スマートウォッチ「Apple Watch Series 9」について、現行モデルのSeries 8と比べて、性能の向上以外は「基本的に変わらない」と著名リーカーが述べています。
中国のSNS・WeiboでInstant Digital氏は、「Apple Watch Series 9が小幅なアップグレードに留まる」という他の噂話を裏付ける投稿をしました。同氏は、iPhone 14/iPhone 14 Plusに新色イエローが登場することを的中させるなど、アップル未発表製品の予想を当てた実績があります。
同氏によると、新型Apple Watchはプロセッサー内のコアを更新することに焦点を当てており、確かにパフォーマンスは目覚ましく向上する一方、他の部分はApple Watch Series 8と同じになるとのこと。
ここ数年のApple Watchに搭載されたプロセッサーは、ほぼ進化を止めていました。現行のApple Watch Series 8に搭載されたS8チップは、Apple Watch Series 6用のS6やApple Watch Series 7のS7とCPUコアが同じであることが判明しています。つまり、2年もの間、処理性能が上がっていないわけです。
これらS6、S7、S8チップは、iPhone 11シリーズに搭載されたA13 Bionicチップをベースにしており、TSMCの7nmプロセスで製造されています。アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、次期S9チップはiPhone 13シリーズのA15 Bionicをベースにしていると述べていました。
A15チップは、TSMCの5nmプロセスにより製造されています。一般的にプロセスルール(回路線幅。○nmの数値)が微細化するほど、処理速度や電力効率が向上する傾向があるため、Apple Watch Series 9はサクサク動く上にバッテリー持ちが良くなるのかもしれません。
Source:MacRumors