アップルは9月13日の「Wonderlust.」イベントで、Apple Watch Series 9を正式発表しました。最新Appleシリコン(独自開発チップ)「S9」を搭載し、さまざまな新機能を実現しています。
新型SiP(システム・イン・パッケージ)S9は、前モデルの「S8」よりもGPUが最大30%高速化。このパワーによりSiriがApple Watch上で処理されるようになり、より速く安全となったとうたわれています。Siriの正確さもSeries 8より最大25%もアップし、初めて健康データにもアクセス可能となりました。
そして新たなUWB(超広帯域無線)チップも搭載。そのためiPhoneの「探す」アプリからAirTagのように精密検索、つまり距離と方向がわかるようになったとのことです。
また常時表示ディスプレイも改善され、最大輝度はSeries 8の2倍となる最大2000ニトの明るさに。その一方で、映画館や寝る前に使うときは1ニトまで下げられるようになり、周りに気を遣わず使いやすくなりました。
さらに、「ダブルタップ」という新たなハンドジェスチャー機能にも対応。ユーザーは「親指と人差し指を合わせる」ことで、画面に触れずに電話の着信を取ったり通話を切ったり、タイマーや音楽再生を一時停止するなどが可能となります。
本体カラーは、アルミニウムケースに関してはスターライト、シルバー、ミッドナイト、PRODUCT(RED)に加え、新色のピンクが登場。かたやステンレススチールでは、従来通りシルバー、ゴールド、グラファイトの3色のままです。価格は399ドル(約6万円)からとなっています。