新発表されたiPhone 15の標準モデルは、これまでiPhone 14 Proモデルに限られていた48MPメインカメラを搭載しています。これに伴い、Apple(アップル)がカメラアプリに新しい「HEIF Max」オプションを追加し、48MPのフル解像度をコンパクトに保存できるようにしました。
iOS 17の新たなカメラアプリには「HEIF Max/RAW」ボタンが搭載されています。これにより、写真の保存形式としてHEIF MaxとProRawを素早く切り替えできるようになりました。
このオプションはiPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxに対応しているほか、9月19日に配信されるiOS 17へのアップデートにより、Phone 14 ProやiPhone 14 Pro Maxでも利用可能となります。
これまでiPhone 14 Proモデルで48MP写真を撮るには、Apple ProRAWのほかに選択肢がありませんでした。iOS 11以降でサポートされた圧縮効率の高いHEIFは、最大12MPの解像度に限られています。加えて、ProRaw形式は圧縮されず生データに近いため、48MPで撮影した場合、写真1枚につき約75MBものサイズとなってしまいました。
しかしHEIF Maxを使えば、48MPで撮影しても、圧縮して約5MBものサイズに収まります。おかげで、iPhoneの限られた内蔵ストレージを圧迫する心配が少なくなり、外部機器に書き出すときにも時間がかかりません。
この便利なオプションが新製品のiPhone 15シリーズだけでなく、旧モデルとなったiPhone 14 ProモデルでもiOS 17にアップデートすれば実装されるのは素晴らしいことと言えそうです。