iPhone 15シリーズ全モデルに、常に充電を80%で停止できる新機能が搭載されていることが明らかになりました。一般的にスマートフォンのバッテリーは満充電を続けると劣化が進みやすくなっていますが、これによってiPhoneをより長く使えるようになりそうです。
この新機能は、iOS 13以降にある「バッテリー充電の最適化」とは別もの。これは毎日の充電パターンを機械学習することで「80%まで充電したら、その後の充電を遅らせる」仕組みでした。充電器を外した時点で、ちょうどiPhoneがフル充電にしておくことが狙いです。
しかし、iPhone 15の新機能では充電を80%でストップ。設定が有効である限り、それ以上充電することはありません。
iPhone15の全モデルには「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」>「充電の最適化」の下に3つのオプションが追加されています(iPhone 14以前にはありません)。
- バッテリー充電の最適化
- 80%制限
- なし
この新たな設定は、米9to5MacがiOS 17ベータ版のコード内から発見していました。すでに同様の機能がサムスンのGalaxyスマホにも導入されていましたが(最大充電量を85%に制限するなど)、ようやく最新のiPhoneでも利用できます。
お気に入りのスマホを長く使っていく上で、バッテリーの劣化は無視できない問題。でも、この新機能をオンにすれば、充電せずに使える時間は短くなるものの、iPhone 15を何年にもわたって愛用できるかもしれません。