モバイルゲームの『原神』は、3D表現がリッチなこともあり、Android/iOS用ゲームの中では最も負荷が高いゲームの1つです。アップルの最新チップA17 Proを搭載するiPhone 15 Proでさえ、最高の設定で動かすのは非常に厳しいとの声がありました。
しかし、クアルコムの最新チップ「Snapdragon 8 Gen 3」では、『原神』を安定してプレイでき、電力効率も10%以上もアップしたと報告されています。
著名リーカーのRevegnus氏は、同チップを採用した最新Androidスマホ「Xiaomi 14」では『原神』プレイ時に1フレーム当たりの消費電力が(前世代より)10.6%も減ったという画像を公開。
8G3 is amazing. When playing Genshin Impact on the Xiaomi 14, it's reported to have improved power efficiency by 10.6%. pic.twitter.com/yqmie6b0N6
— Revegnus (@Tech_Reve) October 24, 2023
Xiaomi 14は中国で発表済みで、流出したベンチマーク結果がSnapdragon 8 Gen 3搭載だと裏付けていました。
電力効率は改善した一方、『原神』実行時には60fpsを実現できず、59.39fpsだったとのこと。それでも優秀ではありますが、解像度の設定や、戦闘が多くて負荷が高い場面なのかどうかは明らかではありません。
さらに、『原神』実行時の温度は43.2℃であり、あまり熱くなっていません。このゲームはスマホによっては50度を超えることもあり、スマホ用冷却ファンを用意するユーザーも少なからずいます。もっとも、これはSnapdragon 8 Gen 3の特性ではなく、Xiaomi 14が優秀な冷却システムを備えている可能性もありそう。
Snapdragon 8 Gen 3は多くのフラッグシップ機に採用が予告されており、その高速版はサムスンの「Galaxy S24 Ultra」に搭載されることがうわさされています。現行モデルのGalaxy S23 Ultraは優れた冷却システムを内蔵しているため、後継モデルにも期待したいところです。
Source:Revegnus(X)
via:Wccftech