サムスンは、Android 14に基づく「One UI 6」を一部の地域で正式にリリースしました。まず、最新フラッグシップ機Galaxy S23シリーズ向けに提供されます。
それに伴い、AIを活用した数々の新たなカメラ機能が公開されました。印刷文書をスキャンしたり、撮影済みの動画を補正したりするなど、便利な機能がGalaxyスマートフォンにやって来ます。
AI動画・画像補正アプリ「Enhance-X」が強化
まず、撮影済みの写真や動画を補正できるAIアプリ「Enhance-X」が強化されます。星空の写真をAIが分析して星座や星、星団の名前を表示できる「Sky Guide」や、通常の動画に余分なフレームを生成・追加してスローモーション動画に変えるツールも追加されました。
ほかにも、短い動画に長時間露光エフェクトを追加できる「モーションフロー」も可能になっています。1回で複数の動画や写真を撮影できる「シングルテイク」が、撮影済みの動画でも使えるようになりました。
ドキュメントスキャン機能
撮影した画像のなかに文字を書いた印刷物が検出されると、オートスキャン編集画面が自動的に表示されるようになります。ここでは文書を回転させたり整列させたりすることもでき、読みやすい形でスキャンできます。また、フレーム内に写り込んだ指も認識され、削除することもできます。
AI画像クリッピング
自動的に識別したオブジェクトを切り抜き、ステッカーとして保存できます。すでにOne UIの前バージョンでも利用できましたが、最新版では被写体を選んで切り取る機能がより強化されました。保存したステッカーは、あらゆるSNSアプリで利用でき、非常に便利になりそうです。
今のところOne UI 6は、英国やフランス、ドイツなど、欧州の一部を含む地域で展開され、次に米国でも提供される予定。いつ日本で展開されるかは不明ですが、すでに予告済みであり、正式リリースを待ちたいところです。
Source:Samsung
via:9to5Google