アップルはiPhone 15 Proモデルにチタン製フレームを採用し、前iPhone 14 Proモデルより軽量化を実現しました。サムスンも次期「Galaxy S24 Ultra」を同じくチタン仕上げにしながらも、iPhone 15 Proほど軽くはならないとのサプライチェーン情報が届いています。
韓国の電子業界誌The Elecによると、Galaxy S24シリーズにはチタン製フレームが採用されると分かったとのこと。まず最上位モデルのGalax S24 Ultraに使われ、好評ならば他のモデルにも採用を広める予定という関係者の証言を伝えています。
チタンはステンレススチールよりも軽く、アルミニウムよりも硬いため「軽くて頑丈」を実現しやすい素材です。実際、ステンレススチールを使ったiPhone 14 Proは206gだったのに対して、チタン製フレームのiPhone 15 Proは187gと約9%軽くなっていました。
しかし、The ElecはGalaxy S24 Ultraが前モデルより10%程度軽くなることはないと主張。なぜならサムスンはステンレススチールより軽いアルミを使っているため、チタンに変更しても効果が薄いというわけです。
著名リーカーIce universe氏も「Galaxy S24 Ultraの重さは233g」(Galaxy S23 Ultraは234g)と主張していました。つまり、軽くなっても1gに過ぎないようです。
その一方で、チタン製フレームは現在のアルミ製よりも最大5倍コストが掛かる可能性があるとして、Galaxy S24 Ultraが値上げになるかもしれないと示唆しています。
iPhone 15 Proモデルは高価なチタン製フレームを採用しながら、少なくとも米国での価格は前モデルからほぼ据え置きとなっていました。サムスンにも、お値段を頑張ってもらうよう期待したいところです。