アップル(Apple)が発売を開始した「iMac(2023年モデル)」が、ハイインピーダンスのイヤホンおよびヘッドホンに対応していることが、公式ドキュメントにより判明しました。
イヤホンやヘッドホンは、製品ごとに抵抗(オーム:Ω)が設定されています。高級なイヤホンおよびヘッドホンはこの抵抗が大きい(ハイインピーダンス)ことが多く、十分な性能を発揮するにはヘッドホンアンプなどを使用する必要があります。
公式ドキュメントによれば、iMac(2023年モデル)はDC負荷検出と適応電圧出力が可能とのこと。これによりイヤホンやヘッドホンのインピーダンスを検出し、150オーム未満のデバイスを接続すると最大1.25ボルトRMS、150〜1000オームのデバイスの場合には3ボルトRMSが供給されます。その結果、外付けヘッドホンアンプが不要になるそう。
このようなハイインピーダンスのイヤホンおよびヘッドホンに対応しているMacには、2022年以降に発売のMacBook Airや2021年以降に発売のMacBook Pro、2023年発売のMac mini、2022年以降に発売のMac Studio、2023年発売のMac Proが含まれます。手持ちのiMacでハイクオリティなサウンドが楽しめるようになったのは、うれしいアップデートといえるでしょう。