アップルのチップ研究所の内部を撮影した独占インタビュー動画を、米メディアのCNBCが公開しています。
アップルは2010年以来、「iPhone」用に独自のカスタムチップを設計してきました。現在はグーグルやマイクロソフト、アマゾン、テスラもこの流れに乗っています。
今回の動画では、アップルが本社を構えるクパチーノにあるチップ研究所の内部の様子が映し出されています。また、シリコン部門責任者のJohny Srouji氏と、ハードウェア・エンジニアリング担当上級副社長のJohn Ternus氏へのインタビューも行われました。
興味深いのは、Srouji氏が「アップルは他社にチップを販売しないことで、非常に無駄のない製品ポートフォリオ(構成)を維持できている」と語っていること。これによりリソースを製品へと集中すると同時に、異なる製品間でも部品を再利用できるといいます。
一方、先行きが不透明なモデムチップの自社開発については、「将来的な技術や製品についてはコメントできないが、我々はセルラー(携帯通信)に関心があり、それを可能にするチームがある」と述べています。
製品ラインナップを広げ、日本を含む世界中で人気のアップル製品。それらを支えているチップ研究所のインタビューはファン必見の動画といえそうです。
Source: CNBC / YouTube via MacRumors