アップルが次世代通信技術「6G」を同社のデバイスに実装する作業を急ピッチで進めている、と米大手メディアのブルームバーグが報じています。
現在の日本では一部地域で高速な5G通信が利用できますが、6Gでは100Gbpsを超える超高速かつ超低遅延な通信が可能とされています。また、通信の信頼性や接続数も大幅に増え、あらゆる場所に電波が届く……という次世代通信技術になっています(ソフトバンク)。
アップルの通信技術に関する話題といえば、同社は以前にインテルのスマートフォン向けモデムチップの開発チームを買収し、5Gモデムチップを自社開発しているとされていますが、この計画がうまく進んでいないと報じられています。
ブルームバーグによれば、アップルは2021年から6Gに関する求人を開始したとのこと。同社のウェブサイトには現在も6G関連の求人が掲載されており、北米における6G以降の技術開発を進める「Next G Alliance」にもアップルは参加しています。
6Gが消費者向けの機器に搭載されるのは2030年頃と予測されています。この次世代通信が将来のiPhoneはもちろん、セルラー対応MacBookの登場などにもつながることに期待したいものです。