アップルはMacBook Proの内蔵ストレージ(SSD)やRAMをユーザーが交換することを、ほぼ不可能としています。SSDの場合は、メイン基板と一体となっており、基本的には取り外しできる構造になっていないことも一因です。
しかし、最新のM3 Max搭載MacBook Proの内蔵SSDを交換し、元々の8倍の容量に増やした猛者が現れました。
これは著名リーカーの@ipilipsi氏が報告していることです。同氏は以前、発売直後のM3 MacBook Proにつき、分解画像をいち早く公開したことがありました。
ここで扱われているM3 Max MacBook Proは、購入した直後は1TBストレージが搭載されていました。それを@ipilipsi氏は、なんと8TBへと換装。アップルの正規ストアで1TBから8TBにアップグレードする場合は30万円以上はかかりますが、それより遙かに安上がりだったと思われます。
MacBook Pro M3 Max memory upgrade 1TB to 8TB pic.twitter.com/k7o4plST0l
— fix Apple 🍏 (@lipilipsi) December 9, 2023
公開された画像では、M3 Max MacBook Proには追加のSSDを搭載できるスペースがいくつか確認できます。そのため、スペース的には問題がなさそうですが、macOSでは最初に内蔵していたSSDしか認識しないよう予め設定されているはず。
しかし、@ipilipsi氏はmacOSが改造で入れた8TBストレージすべてが認識していることを示しています。詳しくは説明していませんが、なんらかのソフトウェア的な微調整をしたようです。
最近のMacBookは買った後に内蔵SSDを交換や増設できないため、もしも内蔵ストレージの容量を増やしたければ、本体ごと買い替えるほかありません。もしも改造できるほどの技術や知識があれば、「アップルの公式保証が無効になる」ことを覚悟しつつ、自己責任のもとでやってみてもいいかもしれません。
Source:@ipilipsi(X)
via:Wccftech