「Apple Watch」が病院で見逃されていた肺血栓を発見した、と米メディアのWFLAが報じています。
現行モデルの「Apple Watch Series 9」や「Apple Watch Ultra 2」は高心拍数や低心拍数、不規則な心拍リズムなどを検知すると、ユーザーに通知を送ることができます。また、心電図アプリや血中酸素ウェルネスアプリも搭載しています。
米・フロリダ州サラソータに住むLuke Heymanさんは、Apple Watchが高心拍数警告を出した後に、気分が悪くなり、足にも違和感を感じ、病院で診察を受けたそう。医師は心臓発作を否定しましたが、家に変えると心拍数が1分間に160回にまで上がり、再度病院へ。そしてER(緊急治療室)で造影剤を使ってCTスキャンを受け、両肺に血栓があることがわかったのです。
主治医によれば、もしHeymanさんが血栓を放置していれば失神するか、もっとひどい状態になっていた可能性があったそう。心臓専門医のPavan Kapadia医師は、「結果的にApple Watchが命を救ったのかもしれない」と述べています。
常に身体に装着することで、継続的にヘルスケアデータが取得できるApple Watch。今後もさらに多くの人の健康を支えてくれそうです。
Source: WFLA