「iPhone 16」に搭載される「A18」や、次期Macに搭載される「M4」チップでは、生成AI機能が大幅に強化されるとの情報を、中国語メディアの経済日報が報じています。
「iPhone 15 Pro/Pro Max」に搭載されている「A17 Pro」や、最新Macに搭載されている「M3」チップにも、AI処理を担当する「Neural Engine(ニューラルエンジン)」が搭載されています。A17 ProとM3はどちらも、16基のNeural Engineを備えています。
今回の経済日報の報道によれば、A18やM4ではNeural Engineのコア数が大幅に増加するとのこと。iOS 18では「Siri」やショートカット、メッセージ、Apple Musicなどに新たなジェネレーティブ(生成)AI機能が追加されると噂されており、そのためにA18やM4のAI機能が強化されると伝えられているのです。
さらにApple(アップル)のTim Cook(ティム・クック)CEOは今月の決算発表の場にて、同社が生成AI機能に取り組んでおり、「今年後半に詳細を発表する」と述べています。このことも、Appleが生成AI機能に注力していることの裏付けとなっています。
例年通りなら、iOS 18は6月のWWDCにて、そしてA18を搭載した「iPhone 16 Pro/Pro Max」は今年の秋に発表されるはず。次世代のiOSやiPhoneにて、どれだけ生成AI機能が強化されるのかに注目したいものです。