アップルは2023年、iPadの新モデルを1つも投入しませんでした。そのため、今年3月にはiPad ProやiPad Airの後継機を発表すると予想されており、すでに多くのリーク情報が届けられてきました。そうしたiPad Airに関する予想の数々を、アップル関連情報サイトのMacRumorsがまとめて振り返っています。
サイズとデザイン
現行モデルと同じ、10.9インチiPad Airの登場は確実視されていますが、今回初めて1モデルではなく2モデルを投入する可能性が高まっています。すなわちiPad Proと同じく、2つのサイズでリリースするというわけです。
具体的には10.9インチが小さいほうとなり、大きいほうは12.9インチと見られています。つまり、現行の12.9インチiPad Proと同じサイズですね。
両モデルとも現行と同じく、ベゼルが薄く、全画面デザインで、角が丸みを帯びたアルミニウム製筐体を採用すると予想されています。もっともProよりはベゼルは分厚く、その点での差別化は続きそうです。
12.9インチiPad Airの予想CG画像もリーク済み。背面カメラ周りはレンズとLEDフラッシュがひとまとめにされ、縦長に盛り上がるデザインとなっているようです。
M2かM3
現行モデルはM1チップを搭載していますが、次期モデルではM2かM3のどちらかを採用すると予想されています。
このうちM2チップは2022年に初登場したもので、ほぼ2年が経過。とはいえ、最新のM3チップは製造コストが高く、iPad Proより価格を抑えるためにも、M2チップを採用する可能性が高そうです。
BluetoothとWi-Fi
最近のアップル製品はBluetooth 5.3を採用しているため、新型iPad Airでも同じ仕様になることが期待できます。Bluetooth 5.3は周辺機器との接続が安定するだけでなく、電力効率も良くなり、バッテリー持ちにも貢献するでしょう。
Wi-Fi 6E対応も予想されており(現行機はWi-Fi 6)、より高速な6GHz Wi-Fiネットワークに接続できるようになりそうです。
価格
現行の10.9インチiPad Airは米国価格が599ドル~(約9万円※)であり、新モデルも同じ価格になる可能性が高いでしょう。
※1ドル=約150円で換算(2024年2月28日現在)
かたや12.9インチは、10.9インチより200ドル高くするのが理に叶っており、799ドル~(約12万円)になるかもしれません。なぜ差額が200ドルと推定されるかといえば、以前のiPad Proで12.9インチと11インチの価格差(どちらも通常の液晶ディスプレイを採用していた時代)が200ドルだったためです。
ただし、最近は円安が進んでいるため、両モデルとも現行モデルより国内価格が大幅に高くなることもあり得そうです。
発売日
アップルの社内情報に詳しいブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurman)記者は、iPadの新モデルは3月~4月にかけて発売されると何度も述べており、最新のニュースでも3月末の発売を示唆していました。
アップルは3月頃に新製品発表イベントを開催することが多いため、そろそろ公式の予告アナウンスがあるのかもしれません。
Source: MacRumors