「Pixel」スマートフォンが衛星通信機能に対応するように準備が進められており、地図の位置情報の共有も予定されいると海外メディアで報じられています。
携帯電波の届かない場所で役立つ「衛星経由の緊急SOS」がPixelスマホに追加される可能性は、以前にも9to5Googleが報じていました。これは「安全性と緊急事態」の項目に「衛星SOS」という項目が一時表示されていたというのが証拠となっています。
Nail Sadykov氏の報告によれば、自分のデバイスを衛星に合わせるためのUIが、Pixelスマホ向けに搭載されていたそう。衛星SOSに接続するプロセスでは、視界に障害物がないように注意する通知が表示されます。
また、PiunikaWebは、衛星を利用した位置情報共有のサポートを示唆する文字列が、「Google Map」の最新ベータ版に追加されていると指摘。その詳細は不明ですが、ユーザーは1日に最大5回、15分おきかそれ以上のタイミングで位置情報を更新できるというのです。これは自分の家族や友人と位置情報を共有し、最後にいた居場所を知らせるための機能だと推測されます。
PixelスマホやGoogle Mapがいつ衛星通信をサポートするのかはまだ分かっていません。しかし、今年の秋のリリースが期待されている「Pixel 9」シリーズでは、衛星通信機能への対応が噂されています。それに合わせて、Google Mapにも衛星経由の位置情報の共有機能が追加されることでしょう。最新のiPhoneのように、Pixelスマホでも衛星通信が利用できる日は、もう間もなくとなりそうです。
Source: Nail Sadykov, PiunikaWeb via 9to5Google