アップルは本日(5月7日)日本時間で23時からスペシャルイベント「Let Loose(何でもあり)」を開催し、新型iPadを発表すると予想されています。具体的には、有機ELディスプレイを搭載したiPad Proや、大型の12.9インチiPad Airが登場する見通し。
では、逆に「発表されない」iPad関連のハードウェアやソフトウェアは何か? 著名ジャーナリストが二つのカテゴリーを予想しています。
アップルの内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、後日に回されるiPad関連の発表は次の通りです。
新型の廉価版iPad
アップルは第10世代iPadの「コスト削減版」を開発中とのこと。つまり、廉価版iPadの後継機は本日のイベントには登場しないというわけです。
第10世代iPadの米国価格は現在449ドル(約7万円※)ですが、おそらくアップルは「329ドル(約5万1000円)の第9世代モデルに近づけたいと考えている」とのこと。しかし、その新型モデルは早くても「年末までは期待できない」と述べています。
※1ドル=約154.5円で換算(2024年5月7日現在)
アップルが第10世代iPadを2022年10月に発売してから約1年半が経ちました。搭載プロセッサーはA14 Bionic、つまりiPhone 12シリーズ(2020年発売)と同じもの。そのコスト削減版ということは、より世代の新しいプロセッサーが搭載されることは望み薄かもしれません。
第7世代iPad mini
現行モデルの第6世代が登場したのが、2021年9月のこと。こちらも2年半以上が経過しましたが、アップルは「アップデートを計画中」とのこと。こちらは「より高速なプロセッサーを搭載」する見通しですが、やはり登場しないとのことです。
iPad Pro用の新AI機能
本日のイベントで「予告」される可能性はあるものの、ソフトウェア機能の正式な発表は6月の世界開発者会議WWDCまでは期待できないとのこと。次期「iPadOS 18」の一部としてお披露目するようです。
お手ごろ価格の無印iPadや、持ち運びやすいiPad miniの新型を期待する人には残念な予想ですが、今後も気長に待ちたいところです。
Source: Bloomberg