Google Playストアは、有料アプリやアプリ内で購入したアイテムを他人に支払ってもらうように頼める新しいボタンを一部地域で追加しました。記事執筆時点では、インドで展開していることが確認されています。
すでにGoogle Playには家族で支払いを一まとめに管理できる「ファミリー用お支払い」があり、子どもが親に購入の承認を求めることができます。新ボタンは、それ以外の人にお金を出してと依頼できるものです。
この「Ask someone else to pay for this item」(このアイテムの支払いを誰かに頼む)ボタンをタップすると、次のような警告が表示されます。
- 支払いを頼む相手が、ユーザーの完全なメールアドレスを知っている必要がある
- 頼む相手が購入するアイテムを見ることができ、返金もリクエストできる
- リンクの有効期限は24時間
この支払いリンクには、購入したいアイテムと価格が添付されており、支払いを頼みたい相手を連絡先から選んでタップすれば、依頼は完了です。
「他の人に支払いを頼む」ボタンについてGoogleは、「親戚や友人に代わってプレゼントしたり、支払ったりできる素晴らしい方法」と説明。でも、実際には自分の欲しい物を誰かに買ってもらうために使われることが多そうです。
Googleのサンプル画面では、架空のゲーム内通貨を買うために25ルピー(約47円※)を支払うよう友達に頼む人が写っています。この機能は最初にインドのユーザー向けに提供されますが、他の市場に拡大する時期や可能性には言及していません。
※1ルピー=約1.9円で換算(2024年5月27日現在)
Google Playでアプリを配信している開発者にとっては、支払ってもらえる手段が広がる素晴らしいアップデートとなります。ですが、ユーザーにとっては友情を壊すボタンにならないよう祈りたいところです。
Source: Android Authority