iPadの背面にあるリンゴのロゴは、本体を縦向きにしたとき垂直になるよう配置されています。しかし、今後は横向きになる可能性があることが明らかとなりました。
フランスのニュースサイトNumeramaは、発売されたばかりのM4 iPad Proについて、iPadの開発・販売に深く関わるアップルの社員3名にインタビューを行いました。インダストリアルデザイナーのMolly Anderson氏、ヒューマンマシンインターフェイスデザイナーのSteve Lemay氏、マーケティングマネージャーのScott Brodrickという顔ぶれです。
新型iPad ProとiPad Airは、キーボードを装着して横向きに置いたとき、前面カメラが上に来るようになりました(前モデルでは横側)。しかし、リンゴのロゴは依然として縦向きのままです。
なぜ横向きのままなのか?と聞かれたAnderson氏は「それは変わる可能性があると思います」と回答。「iPadは長い間、縦向きで使われる製品でしたが、横向きモードで使うことが多くなっていません。それが不変であるとは言えません」と述べています。
実はソフトウェア面では、すでに3年前のiPadOS 14.5から、iPadを横向きで起動したときにロゴを横向きに表示するよう変えています。またアップル純正のMagic Keyboardも横向きで使う形であり、ビデオ会議やストリーミング動画の視聴でも横向きのほうが使いやすくなっています。
その一方、iPad miniは片手で持ちやすく、縦向きで使う機会も多いはず。将来的には各モデルごとにリンゴマークの向きが違う、あるいは好みで回転できるようになるのかもしれません。