将来、「iPhone」のNFC(Near Field Communication)機能において、ワンタップで複数のアクションができる可能性が判明しました。
NFC技術を標準化するNFC Forumは7月1日、NFCでの多目的タップの概要を発表。1回のタップで複数のアクションをサポートするこの技術は、ポイントツーポイントの領収書の配布、ロイヤルティプログラム、身分証明、交通機関のチケット発行など、さまざまな場面で役に立つとされています。
NFCの多目的タップでは、支払いやポイントの記録、領収書の受け取りをワンタップで同時に行うことが可能。例えば、旅行ではiPhoneをタップするだけで旅費の支払いや割引の適応、旅行の領収書を一度に受け取ることができるのです。
アップルはNFC Forumの主要メンバーであり、この技術の開発に貢献したと考えられています。同社は「iPhone 6」と「初代Apple Watch」で初めてNFCを導入し、支払いシステム「Apple Pay」で利用。アップルはNFCタグの読み取りや幅広いNFCデバイスとのやり取りなど、新しいNFC技術を積極的に取り入れています。
そのようなことを考えると、今回のNFC多目的タップがiPhoneやApple Watchに搭載される可能性は非常に高いと思われます。iPhoneのNFC技術がさらに発展することに期待です。