サムスンは次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」において、薄型モデルを投入するとの噂が相次いでいました。このデバイスが、中国3C機関の認証を通過したとテック系情報サイトのGizmochinaが主張しています。
インドメディアのMySmartPriceは未発売のサムスン製品「W25」を3C認証サイトで発見したと報告しました。3Cとは中国の強制認証制度であり、人体の健康などにかかわる製品は必ず届け出て認証を受けることが義務付けられます。
同サイトは、これがGalaxy Z Fold6の中国版だと推測しました。しかし、GizmochinaのライターはGalaxy Z Fold Slimあるいは「Galaxy Z Fold6 Ultra」であり、サムスン社内でのコード名はQ6Aだと主張。さらにディスプレイ専門アナリストRoss Young氏に問い合わせ、Galaxy Z Fold6の通常モデルとは画面のサイズが異なるという確認を取ったという流れです。
It is also expected to be a different panel size than the Fold 6 which makes it different than past W models…
— Ross Young (@DSCCRoss) July 1, 2024
この「Q6A」というコード名は、以前もGalaxy Z Fold6の特別バージョンとして噂されていたものです。一時は廉価モデルとの説もありましたが、GizmochinaはGalaxy Z Fold6 UltraまたはGalaxy Z Fold6 Slimだと述べています。
また、上記のYoung氏は、Q6Aの画面サイズがGalaxy Z Fold6の通常モデルと異なると語っていたことがあります。
このGalaxy Z Fold6特別バージョンが中国や韓国だけの限定販売になるとの予想もあり、Gizmochinaもその説を支持しています。
その理由はコスト。折りたたみ画面の開発には莫大なコストがかかり、それが製品の価格に反映されます。Galaxy Z Fold6でさえ非常に高価になることを考えれば、特別バージョンはそれ以上となり、全世界で販売するリスクは避けられるというわけです。
もしもGalaxy Z Fold6 Slim(あるいはUltra)が実際に発売されても、日本では入手しにくそうです。いずれ十分に製造コストが下がり、後継モデルが国内でも販売されるようになることを期待したいところです。
Source: Gizmochina