アップルは、人工知能機能の「Apple Intelligence」のトレーニングにYouTubeの字幕を使用していないと海外メディアの9to5Macに釈明しました。
Apple Intelligenceは次期OSの「iOS 18」や「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に搭載される人工知能で、言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、日々のタスクをシンプルにしたりすることができます。また、アップルは今年4月、オープンソースのAIモデル「OpenELM」を発表していました。
Wiredは今月16日、アップルやAnthropic、NVIDIAなどの企業が、YouTubeの字幕を自社のAIモデルのトレーニングに使用していると報じました。これには、MKBHDやMr. Beastなどの著名YouTuberも含まれます。アップルもOpenELMのトレーニングで、このYouTubeの字幕を使用していたのです。
しかし、アップルの声明によれば、Apple Intelligenceを含むAIや機械学習機能のいずれにも、OpenELMは搭載されていないとのこと。OpenELMは研究のみを目的に作成されたもので、Apple Intelligenceの強化には使用されていないそうです。
アップルは以前にも、Apple Intelligenceが「特定の機能を強化するために選択されたデータや、当社のWebクローラーによって収集された公開データなど、ライセンスされたデータによってトレーニングされている」と述べていました。しかし、この問題は今後も続きそうです。
Source: 9to5Mac