アップルは空間コンピューター「Apple Vision Pro」向けに、没入型の動画シリーズや映画となる「Apple Immersive Video」を公開しています。
Apple Vision Proは両目で合計2300万画素の超高解像度ディスプレイを搭載することで、目の前に幅30メートルのスクリーンがあるような体験が可能。一方、Apple Immersive Videoでは、3D動画や空間オーディオに対応した180度の高解像度録画が提供されています。
今回提供が開始された『Boundless』では、視聴者はトルコのカッパドキアで熱気球に乗ったときの風景を味わうことができます。さらに今秋には、北極圏に移住したサーファーを特集する『Arctic Surfing』が公開される予定。
8月に公開される『Wild Life』では、孤児になったゾウの世話をするケニアのシェルドリック野生生物保護団体を特集します。今年後半には、バハマ諸島のダイバーのグループが特集される予定。
今年9月に公開される『Elevated』では、火山のうえを飛び、滝を乗り越え、世界最長の島々であるハワイの知られざる自然の脅威を見ることができます。
2024年後半には、Apple Immersive Videoの短編映画『Submerged』が公開。また、2024年のNBAオールスターウィークエンドの舞台裏や、ビッグウェーブサーフィンと呼ばれる新しいスポーツシリーズも公開される予定です。
販売台数の苦戦も報じられるApple Vision Proですが、Apple Immersive Videoによる魅力的なコンテンツの投入により、発売時の勢いを取り戻してほしいものです。
Source: Apple