Googleは先日、新製品発表イベント「Made by Google」において新型スマートフォン「Pixel 9」シリーズをお披露目しました。最近では、その場では言及しなかった新機能として「アダプティブ・タッチ(Adaptive Touch)」が追加されたことが明らかとなりました。
Android情報サイトのAndroid Authorityによれば、Pixel 9シリーズの設定アプリ>「ディスプレイ」>「タッチ感度」の下にアダプティブ・タッチが追加されたとのこと。このオプションには「タッチ感度が環境や操作、画面保護シートに合わせて自動的に調整されます」との説明があります。
このアダプティブ・タッチ機能は、3月にAndroid Authorityが手がかりを見つけたと報告していたもの。当時はどのような環境や行動に合わせて調整するのかが不明でしたが、Pixel 9シリーズの実物で検証したところ、その一つが濡れた指(濡れた画面)であると確認できたと報告しています。
本機能を搭載したPixel 9と非搭載のPixel 8 Proを比較したところ、前者では濡れた指でスクロールしても、普通に操作ができています。しかし、Pixel 8 Proで同じことをすると一時的に反応しなかったり、画面を拡大する症状が起きたりしています。
すでにPixel 8シリーズでも「画面保護シート モード」があり、有効にすると単純にタッチ感度が上がります。新たなアダプティブ・タッチ機能は、画面保護シートだけでなく、より多くの状況でタッチ感度を自動調整できるようになった模様です。
外出時にディスプレイが雨で濡れたり、洗い物をした手でスマホを触ったりするのはありがちなこと。この新機能のおかげで、Pixel 9シリーズの操作に余分なストレスを感じなくて済むかもしれません。
Source: Android Authority