欧州の大手スマートフォンメーカー・HMDは、米玩具大手Mattelと提携して、「バービー」ブランドの折りたたみ携帯電話「HMD Barbie Phone」(バービーフォン)を10月1日に米国で発売します。
価格は129ドル(約1万8000円※)。折りたたみ画面のスマートフォンではなく、物理的なテンキーがあるガラケースタイルです。バービーの公式イメージや映画通りに、本体は完全にピンクに染め上げられています。
※1ドル=約144円で換算(2024年7月29日現在)
この携帯電話は、映画『バービー』が公開されてから15か月後に発売。今年初めのモバイル関連展示会MWC2024で発表され、ようやく続報が入りました。
このバービーフォンにアプリはなく、基本的には電話とテキストメッセージのやり取りだけ可能。HMDは「最高の人生を送り、スマートフォン休暇を取るのに最適なツール」と宣伝しています。
一応はフラッシュ付きの5MPカメラが内蔵され、写真を撮ることもできます。HMDいわく「本物の2000年代スタイルの画像を提供する」とのことで、解像度もレトロ風に抑えた模様です。
電源を入れると「ハイ、バービー」という音声が流れ、テンキーは鮮烈なバービーピンク色。暗い場所ではキーが光り、ヤシの木、ハート、フラミンゴなどが浮かび上がります。
さらに、二つのプレートが付属されており、それぞれ「1992年の象徴的なトータリーヘア・バービー人形の鮮やかな色の渦巻き」をあしらったものと、ハートが飛び出すデザインとなっています。
パステルカラーのビーズでできた携帯ストラップも同梱され、小さなローラースケートやバービー人形サイズのアイスクリームも飾り付けられます。ほかにも、キラキラ光る宝石のシールやレトロなステッカー(花、フラミンゴ、虹など)も付いており、電話を思う存分デコれます。そのうえ、ピンクのUSB-C充電器までセットとなっています。
バービーといえば、日本でも熱烈なファンが少なくないはず。スマホ疲れを癒やしたいバービーファン向けに、国内でも発売を望みたいところです。