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2024/9/2 11:51

NECの高性能な顔認証エンジン「NeoFace Monitorクラウド版」が強化! 顔認証速度が高速化

NECは、高性能な顔認証エンジン「NeoFace」をベースとしたPCセキュリティソフト「NeoFace Monitorクラウド版」の新バージョンを発表しました。2024年10月中旬から受注・提供を開始します。

 

NeoFace Monitorクラウド版は、世界No.1をうたう認証精度の顔認証AIエンジン「NeoFace」を利用した、定額で利用できるクラウドサービスです。新バージョンでは、「顔認証速度の抜本的改善」「運用管理機能の強化」「利用者の利便性向上」の強化が図られています。

 

従来は、顔認証の際に顔情報やアカウント、認証設定などの各情報をクライアントPCと管理ポータル間で個々に通信していましたが、新バージョンでは複数の情報をまとめて通信する方式に変更。顔認証時の通信回数を削減することで、ログオン/ロック解除における通信実行回数を従来の30%以下に抑えることができたとしています。

 

また、クライアントPCの認証キャッシュに顔情報が含まれている場合に、管理ポータルと通信可能な状況でもキャッシュ認証を優先する「キャッシュ認証優先モード」を採用しました。

 

運用管理機能の強化については、ADサーバーと連携してWindowsアカウントの情報を読み取り、管理ポータル上にWindowsアカウントと同名の「NeoFace Monitor利用者ID」を自動で登録する「ADプロビジョニング機能」を追加。利用者名やドメイン名などの情報も自動で登録できるため、管理者の作業を軽減できます。加えて、ADサーバーのWindowsアカウント情報に変更があった場合は、管理ポータル上も反映されます。ただし、顔情報とパスワードの登録は必要です。

 

さらに、NeoFace Monitor独自の利用者パスワードによるOSログオンにも対応しました。これにより、OSログオン時にWindowsパスワードを利用しないため、パスワードの流出を防止できるなどの運用が可能になります。

 

利用者の利便性向上では、「常時認証の一時停止機能」を追加しました。たとえばプレゼンなどでPCから顔が外れるシーンに機能を有効化できます。

 

希望小売価格は月額換算で1名あたり300円(税別)から。初回購入時は、最低12か月分で10名以上の利用権が必要となります。これまでクラウド版を利用しているユーザーは管理ポータル上から無料でアップグレードを選択することも可能です。